デブ。脂肪。肉。
これらは、日本ではマイナスイメージしかない存在です。
しかし、世界は広い。国が違えば、文化も違うのが常。
途上国の一部では、肥満は裕福であることの象徴とされ、デブがモテる国もあります。
もっとも、この記事を読んでいる人のなかには、そんな極楽浄土のおとぎ話は関係ないでしょう。
”痩せたい!!!!!!!!!!!”
”今年こそはデブ脱却!!!!!!!!!!!!!”
と思っている人がほとんどでしょう。
また、筋トレを始めて、筋肉がついたのはいいものの、飯もいっぱい食ったので脂肪もついてしまった。
端から見たらデブにしか見えない。
なんて人もいると思います。
とはいえ、ダイエット、減量は苦行です。やりたくない。
どうせやるなら、手っ取り早く終わらせたい。
そんなあなたに贈る、究極のダイエット。それがBCAA断食です。
BCAAって何?普通の断食じゃだめなの?
BCAAとは
BCAAは、体内で作り出すことが出来ない、必須アミノ酸のうち、バリン、ロイシン、イソロイシンの3つのアミノ酸の総称です。

肉や、プロテインにも含まれていますが、ここでは、粉末のサプリメントを指すこととします。
BCAAの効果
BCAAの効果は、主に3つあります。
筋肉のエネルギーとしての役割、筋肉の合成の促進、そして筋肉の分解の抑制です。
断食にBCAAが必要な理由
普段から筋トレをしっかりしている方はお分かりでしょうが、減量をすると、脂肪と一緒に筋肉も減ります。
ごく普通の食事制限ですらそうなるのに、断食なんかすると、もっと筋肉を食われます。
筋肉が落ちると、代謝が下がり、また体重が落ちたとしても、気持ちの悪い体つきになってしまいます。(痩せてるのにお腹が出たり、くびれのない体)
なので、筋肉の減少を最小限に抑えることが必要なのです。
そのために、BCAAを飲むことが大切になります。
具体的な断食の手順
断食は、3日間を1セット
断食は、ずっと続けるわけではありません。3日を1単位として、行います。
3日断食をしたあと、1日だけ普通に食事を取り、炭水化物を多めに取る日をもうけて(チートデイと呼ぶ)、また断食をします。
これを満足がいくまで繰り返します。
3日で区切る理由は、代謝の低下です。
人間の体は、食事をしないと、飢餓状態にあると判断し、より低いエネルギーで活動できるように、代謝を下げます。
これは一時的なもので、食事を元に戻せば、代謝も元に戻ります。
代謝が低いと、脂肪も落ちにくくなるので、3日で一度区切って代謝を上げよう!というわけです。
チートデイには、好きなものを食べて構いませんが、上に書いたように、炭水化物を意識して摂取しましょう。
パスタとか食いまくってください。
炭水化物が代謝を上げてくれます。
それ以外の断食期間中は、BCAAと水以外口にしてはいけません。

個人差がありますが、1日に飲むBCAAの量は、60gが目安です。そもそもの筋肉量が少なければ、これより少なくても大丈夫です。
普段通り、水を飲む感覚で、BCAAを飲んでください。
断食中は、有酸素運動もしよう!
短期間で脂肪を落としにかかるわけですから、有酸素運動も取り入れましょう。
栄養がほぼ枯渇した状態で有酸素をやるのは、ぶっちゃけ結構キツいです。
1時間ほど頑張りましょう。
ランニングではなく、早歩き程度で充分です。
ポイントは、有酸素の15分前に、5gのBCAAを飲むこと、そして有酸素をしながら5gのBCAAを飲みきることです。
上にも書いたように、基本的に断食中は、水の代わりにBCAAを飲むイメージ(それくらいで飲まないと1日で60g飲めない)ですが、この有酸素運動のタイミングだけは、意識してBCAAを摂るようにしましょう。
筋肉の分解を防いでくれます。
どのくらいの効果があるの?
筋肉量、体脂肪率などによって、個人差が出てきます。
僕の場合、大会前に減量が間に合わなかった時、一度だけBCAA断食を試してみたことがあります。
その時は、3日断食、1日チートのセットを2回繰り返しました。
結果は、体重が4kgの減少、体脂肪率が2%落ちました。
1週間でこれだけ落とせたので、効果はあります。
ただ正直な感想としては、”コスパ悪すぎだろ。” ですね。
3日目とか、もはや”飯食いたい飯食いたい飯食いたい”以外、頭に何も浮かばないくらいキツイです。しんどいです。
正直もうやりたくないです。てかやりません。
それでも、もっと脂肪が多い人なら、これ以上に体重を落とせるだろうし、脂肪が多い分使えるエネルギーも多いので、もう少し楽かもしれません。
また、体重が落ちる以外のメリットとして、デトックス効果もあります。
よく、”断食で体内の老廃物を出そう!”みたいな話を聞きますよね。
スポーツ選手でも、オフにデトックスのため、断食をする人がいたりします。
3日も断食をすれば、胃も空になるし、内臓を休めることもできるので、体にいいでしょう。
注意点・その他
キツい。

キツいです。何回も言うけどきついです。
特に3日目は、頭は全然回らないし、食欲が半端じゃない状態になります。まさに飢餓。
先にも書きましたが、ここは元の脂肪がどれくらいあるかでも変わります。
脂肪が相当あれば、こういう状態にはならないかもしれません。
ただ一方で、なんか途中で楽しくなってきます。
なんというか、非日常を感じられるから。ジャングルで遭難して、3日間何も食べずに助けを待つ!持ち物はBCAAだけ!
みたいに思い込めば、もっと楽しいです。てか、そうでもしないとやってられません。
社会人の方。”おれ断食してるから昼メシ食わないわ。”
とか言って、ひとりデスクに座り、ボーッとしていると、ただのヤバい奴に思われます。
挑戦するなら、3連休がおすすめです。
お腹が痛くなる、下痢をする
断食をすると、腹痛、下痢の症状が出ることがあります。

僕の場合、3日目に出ました。腹痛いとかめんどくさいのですが、これは断食のデトックス効果によるもので、デトックスが正常に進んでいることを示しているそうです。
いわゆる”好転反応”というやつですね。
BCAAの味に飽きる
BCAAには、だいたいアップルだとか、グレープフルーツだとか、味がついています。
あとで紹介しますが、scivationという会社のエクステンドBCAAは、一番人気で、味もめっちゃ美味しいです。
本当にジュースです。
でも、考えてみてください。
3日間、同じ味のジュースを、1日10杯近く飲み続ける。
これ、どんなに美味しいジュースでも、飽きます。絶対飽きます。
僕も3日間飲み続けて、飽きるどころか吐き気がしてしまい、未だにグレープフルーツ味のBCAAを飲むことができません。
ただ、BCAAにもいろいろな味があるので、複数の味を揃えておくといいです。
3つあれば理想ですが、お金もその分かかるので、2つだけでも違いますね。
ほんとに飽きますよ。やばい。
お財布に余裕があれば、”ファットバーナー”も
BCAAを買って、それでもまだ余裕があれば、ファットバーナーも用意すると尚良いです。
有酸素運動の15分前に飲みましょう。
注意したいのは、ファットバーナーを飲んだからといって、無条件で脂肪が燃えるわけではないということ。
あくまで有酸素運動での脂肪燃焼を促進するもの、と考えましょう。
おすすめは、このイグナイトというファットバーナーです。体が燃えます。
おすすめBCAA
BCAAにも色々な種類があります。その中でおすすめなのは、エクステンドのBCAAです。
品質、価格ともに申し分なしです。
国産なら、DNSがおすすめ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このダイエット法は、かなり無茶ですが、効果はあります。
ボディ系の何らかの大会に出場する人で、減量がどうしても間に合わないという人も、試す価値があると思います。
ただ、相当筋肉も持っていかれる可能性があるので、注意してください。
最後になりますが、このやり方は最終手段にしてください!!!!きついから!!!!!!
きついけど、短期間で済むし、確実に痩せることはできます。
グッドラック。
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今度BCAA断食をしてみようと思いますが、復食期はどういった食事をとりましたか?
またどのくらい体重が戻りましたか?